研究会の目的
- 子どもの日本語教育研究会は、多様な言語文化背景をもつ子どもたちを対象とする日本語教育・学校教育・地域支援の実践と研究の相互交流を図り、その現場の成長と関連領域の研究の発展を促進することを目指します。
具体的には、次の4つを目的とします。 -
- 日本語教育の実践の集積
- 子どもの日本語教育の内容・方法の研究
- 日本語教育実践のためのリソースの開発
- 上記の成果の公開・発信
活動
- 上記の目的を達成するために、次の活動をめざします。
-
- 年3回の研究会の開催
- 情報発信のためのHPの開設・運営
- Webジャーナルの発行(予定)
- リソースの開発(予定)
- その他,社会的教育的ニーズに応じた事業
研究会への参加
- 会員制はとりません。
トランスナショナルな移動(主に海外から日本への移動)によって言語の獲得・学習に課題がある子どもたちに対する日本語教育・支援に関わっている教師・支援者、また、その保護者やコミュニティ成員、行政関係者、そして研究者の参加を期待しています。
研究会の組織
- 次の委員会等を組織して、研究会を運営します。
-
代表、副代表 研究会の代表として対外的な対応を行い、事務を処理する 事務局 研究会の事務的な処理を行う 運営委員会 研究会の主な事項を決めて執行する 大会委員会 研究会の企画と運営を行う - 各大会・研究会は、大会委員の他に協力者を置き実施・運営する 広報委員会:HPの開設・運営及び掲載内容を管理する
HPのコンテンツの構成に関しては、運営委員会にて決定 編集委員会:webジャーナルの発行(~2017年準備、2018年度より刊行)
研究会の実践・研究のテーマと対象―他領域との関わり
- 本研究会は、その実践・研究活動の範囲を以下のように設定する(社会的情勢や教育に関わる状況の変動に応じて更新していく)。
これらの領域の研究者と実践者がコミュニティを形成し、越境性と統合性をもって現場の教育・支援活動の課題を捉え、その解決に当たることを目指す。 -
教育の対象 トランスナショナルな移動に伴い言語の獲得・学習に課題をもち、日本語を学ぶ子どもたち(幼児から高校生年齢まで) 教育の場 学校教育(幼保も含む)、家庭・コミュニティの教育 教育の領域 言語教育、多文化教育、市民性教育、国際理解教育 教育内容 言語(母語・日本語・外国語としての日本語)、教科教育(各教科)
背景となる研究理論:教育実践論、言語教育方法論、第一言語・第二言語習得論、発達心理学、認知心理学、学習科学(「学び」の科学)教育者・支援者の成長 資質・能力、教師(教員) 支援者養成/
研修・教育コミュニティ日本語教育・支援に関わる人々のネットワーク、協働実践の進め方・アドボカシーの可能性
社会情勢や教育に関する状況の動向に応じて課題を具体化し、大会や研究会等の活動やジャーナルにおけるテーマとして設定し、課題の探究・解決に取り組む。
研究会として取り組みたいと考えている課題(一部)
-
- 日本語の発達と特別支援教育の必要性に関する経験と研究の蓄積
- 地域/家庭/取り出し指導と在籍学級の教育・支援のアーティキュレーション
- キャリア(進路・進学を含む)形成とライフコースを視野に入れた支援
- 支援者・教員の養成/研修と力量形成(初任者からベテランまで)
- 子どもの日本語教育に関する制度についての情報把握・提供
- 実践と研究の相互作用を促す場の提供と仕組み造り
発起人・組織
-
発起人 ( )内は発足時の所属
- 池上摩希子(早稲田大学)・石井恵理子(東京女子大学)・伊東祐郎(東京外国語大学)・今澤悌(甲府市立新田小学校)・大蔵守久(波多野ファミリースクール)・大菅佐妃子(京都市教育委員会)・菊池聡(横浜市立飯田北小学校)・齋藤ひろみ(東京学芸大学)・菅原雅枝(東京学芸大学)・築樋博子(豊橋市教育委員会)・中川祐治(福島大学)・西原鈴子(国際交流基金)・浜田麻里(京都教育大学)・花島健司(江戸川区立一之江小学校)・南浦涼介(東京学芸大学)・村松好子(文部科学省)・松本一子(愛知淑徳大学)
-
ごあいさつ
- -多様な言語文化背景をもつ子どもたちを対象とする教育に関わるみなさまへ-
2016年に発足した「子どもの日本語教育研究会」も4年目に入りました。日本語教育・学校教育・地域支援の実践と研究の相互交流を図り、その現場の成長と関連領域の研究の発展を促進することを目指して活動を続けています。今年4月には改正入管法が施行されました。結果として、人々の移動に拍車がかかるのは必至です。多様な言語文化背景をもつ子どもたちもまた、現場に多く立ち現れてくることでしょう。私たちそれぞれの立場で、子どもたちへの教育と支援を考え、実行していかなければなりません。引き続き、参加と協働を核とした運営を続けていきたいと思います。そのためには、みなさまのご協力ご支援が欠かせないものとなっています。2019年6月1日からは第二期として2年間、下記のような委員会メンバーで動いていきます。第二期も、どうぞよろしくお願いいたします。
「子どもの日本語教育研究会」代表 池上摩希子 -
2021~2022年度【第三期】委員会組織
-
代表 池上摩希子 副代表 松本一子・今澤悌 事務局長 齋藤ひろみ 事務局員 村澤慶昭(副事務局長)・稲田直子・永田祥(編集委員会事務局) 研究・企画委員会 石井恵理子(委員長) プロジェクトA
菅原雅枝(チーフ) 池上摩希子(オブザーバ)
・青木由香・今澤悌・大菅佐妃子・工藤聖子・髙栁なな枝・築樋博子・古川敦子・村澤慶昭・横溝亮プロジェクトB
浜田麻里(チーフ) 齋藤ひろみ(オブザーバ)
・川口直巳・内田千春・小川珠子・河野あかね・櫻井千穂・髙橋美奈子・立山 愛・藤川美穂編集委員会 西川朋美(委員長) 田中祐輔(副委員長)
・池上摩希子・和泉元千春・齋藤ひろみ・花島健司・原瑞穂広報委員会 中川祐治(委員長) 村澤慶昭(事務局として)
・斉藤裕美・高橋清樹・中石ゆうこ・野山広・松本一子・村松好子・山田拓路 -
2019~2020年度【第二期】委員会組織図
-
代表 池上摩希子 副代表 松本一子・今澤悌 事務局長 齋藤ひろみ 事務局員 村澤慶昭・工藤聖子・秋山幸 研究・企画委員会プロジェクトA 石井恵理子【委員長】
菅原雅枝【チーフ】 (オブザーバー:池上摩希子)
・今川美幸・今澤悌・大菅佐妃子・工藤聖子・築樋博子・古川敦子
・村澤慶昭・横溝亮研究・企画委員会プロジェクトB 石井恵理子【委員長】
浜田麻里【チーフ】 (オブザーバー:齋藤ひろみ)
・有本昌代・内田千春・小川珠子・川口直巳・河野あかね・櫻井千穂・藤川美穂編集委員会 西川朋美【委員長】
・池上摩希子・齋藤ひろみ・齋藤恵・花島健司・原瑞穂広報委員会 中川祐治【委員長】
・高橋清樹・中石ゆうこ・野山広・松本一子・村松好子 -
2017年度組織
-
代表 池上摩希子 副代表 松本一子・今澤悌 事務局長 齋藤ひろみ 事務局員 菅原雅枝・工藤聖子・秋山幸 運営委員会 会長・副会長・事務局・各委員会委員長より組織 大会委員会 中川祐治【委員長】
・菊池聡・菅原雅枝・花島健司・築樋博子・浜田麻里企画・研究委員会 浜田麻里【委員長】
・有本昌代・今澤悌・内田千春・川口直巳・村松好子広報委員会 石井恵理子【委員長】
・大菅佐妃子・野山広・事務局編集委員会 池上摩希子【委員長】
・西川朋美・花島健司・松本一子・事務局 -
2016年度組織
-
代表 石井恵理子 副代表 松本一子・池上摩希子 事務局長 齋藤ひろみ 事務局員 菅原雅枝 運営委員会 会長・副会長・事務局・各委員会委員長より組織 大会委員会 中川祐治【委員長】
・菊池聡・菅原雅枝・花島健司・築樋博子・浜田麻里広報委員会
・今澤悌・大菅佐妃子・菊池聡・・事務局編集委員会 池上摩希子【委員長】
・石井恵理子・花島健司・村松好子・松本一子・事務局